『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』を見て「SSBCって本当にある組織なの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
ドラマは実在する警視庁の「捜査支援分析センター」をモチーフにしながら、オリジナルの設定を組み合わせています。
この記事では、SSBCの実際の役割やドラマとの違いを分かりやすく解説し、原作や元ネタについても調査しています。
大追跡のSSBCは実在する!実際の役割やドラマとの違いを解説
『大追跡』で主人公たちが所属するSSBCは実在する組織です。どんな役割があるのかドラマとの違いを解説します。
- SSBCは実在する組織
- どんな役割がある?
- 強行犯係は架空?
SSBCは実在する組織
ドラマ『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』の舞台となるSSBCは架空の組織ではありません。
正式名称は「捜査支援分析センター」といい、2009年に警視庁へ設置された実在する部署なんです。
英語表記である「Sousa Sien Bunseki Center」の頭文字を取ってSSBCと呼ばれています。
刑事部に所属しており、情報の分析や技術的なサポートを専門に行うチームとして知られています。
街中の防犯カメラ映像を解析したり、スマホやパソコンなどの電子機器を調査したり、膨大なデータの中から事件解決につながる情報を見つけ出したりと捜査には欠かせない役割を担っています。
筆者表立って目立つ組織ではありませんが重要な縁の下の力持ちのような存在です。
実在する警察組織を題材にしたことで作品全体にリアリティが生まれていますよね。
ただ事件を解決するだけではなく「現代の警察はどのように情報を分析しているのか」という視点で楽しめる点も『大追跡』ならではの面白さだと思います。
どんな役割がある?
SSBCを一言で表すと情報分析のプロフェッショナル集団です。
役割は主に「分析捜査支援」と「情報捜査支援」の二つがあります。
SSBCの代表的な仕事の一つが、防犯カメラ映像などを駆使した分析捜査支援です。
街中に設置された膨大なカメラ映像を繋ぎ合わせ、犯人がどこから来てどこへ消えたのかを特定します。
映像が不鮮明な場合でも高度な技術を使って画像を引き延ばしたり、鮮明にしたりする作業を行うのです。
不審な車両のナンバープレートや、人物の特徴を割り出す作業は非常に根気がいるものだといわれています。
情報捜査支援では、過去の膨大な犯罪データを活用して犯人像を推定していきます。
犯行の手口や場所、時間帯などの共通点を見つけ出し次に起こり得る動きを予測するのが主な役割です。
警察ドラマが好きな方なら聞いたことがあるプロファイリングと呼ばれる分析方法です。
警察が保有するデータベースをフル活用し、土地鑑のある人物や類似の経歴を持つ者をリストアップすることもあります。
他にもSSBCではスマホやパソコンから削除されたデータの復元をしたり、履歴から事件の背景や動機を探る作業もあります。
筆者現代では必須の捜査部門なので、むしろドラマで描かないと不自然になってしまいますよね。
刑事が犯人を追い詰める姿だけではなく、どのような情報をもとに犯人へたどり着くのかという過程にも注目すると『大追跡』の見方がさらに面白くなると思います。
強行犯係は架空?
『大追跡』のSSBCは実在する組織ですが、ドラマである以上は演出としての違いも存在します。
SSBCそのものは実在していますが「SSBC強行犯係」という部署は実際には存在していません。
ドラマではSSBCの中に「捜査一課を専門に支援する別班」が新設されたという設定になっています。
実際のSSBCは刑事部だけでなく生活安全部、交通部など警視庁全体の捜査を横断的に支援する組織です。
ドラマでは物語を分かりやすくし、キャラクター同士の絆を描くために専用の係を設けているのでしょう。
実際の組織を使うことでリアリティを出しながら自由なストーリー展開が作れるため、多くのドラマファンにも受け入れられやすい設定になっているのではないでしょうか。
大追跡に原作はある?SSBCを舞台にした理由を考察
- 大追跡に原作はある?
- SSBCを舞台にした理由を考察
原作はある?
『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』には原作となる漫画や小説はありません。脚本家・福田靖さんがゼロから物語を作ったオリジナルドラマです。
実話を元ネタにした作品でも韓国ドラマのリメイクでもありません。
脚本家の福田靖さんは1995年に脚本家デビューした大ベテランです。
- 救命病棟24時シリーズ
- HERO
- ガリレオ
- 龍馬伝
- まんぷく
福田さんはこれまでも数々のオリジナルドラマを手がけ、多くのヒット作を生み出してきました。
群像劇が得意で人物描写や組織の人間関係を丁寧に積み重ねる作風に定評があります。
デジタル技術がテーマでありながら最後は人と人とのつながりが事件解決につながる、そんな温かさも本作には込められているのではないでしょうか。
SSBCを舞台にした理由を考察
ここからは私の考察になりますが、制作陣がSSBCを舞台に選んだ背景には「現代らしい刑事ドラマ」を描きたいという狙いがあったのではないでしょうか。
これまでの刑事ドラマでは聞き込みや張り込みなど足で稼ぐ捜査が中心に描かれてきました。
筆者そのほうが映像的にも動きがあって面白いですからね。
しかし、実際の捜査はデジタル化が急速に進み、情報分析の重要性がますます高まっています。
脚本を手掛ける福田靖さんは組織の中で生まれる人間ドラマを描くのが上手い方です。
SSBCという専門組織を舞台にすることで最先端のデジタル捜査と人間味あふれる刑事ドラマという一見相反する要素を自然に融合できると考えたのかもしれません。
さらに『大追跡』では大森南朋さん演じる昭和気質の刑事と、相葉雅紀さん演じるデジタル世代のキャリア官僚という対照的なキャラクターが登場します。
世代間の対立ではなく、それぞれの強みを生かしながら事件を解決していく姿が描かれることで「デジタルだけでも、経験だけでも事件は解決できない」という新しい刑事モノになっていると思います。
大追跡のSSBCは実在する!実際の役割やドラマとの違い:まとめ
『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』について実際の組織や原作について解説しました。
- SSBCは警視庁に実在する捜査支援分析センターを舞台にしている
- 仕事は主に分析捜査支援と情報捜査支援
- ドラマの強行犯係は作品オリジナルの部署
- 原作漫画や小説は存在せず、韓国ドラマのリメイクでもない
- 脚本家・福田靖さんによる完全オリジナルストーリー
- 元ネタは実話ではないが実際のデジタル捜査を取り入れているためリアリティがある
『大追跡』は実在する警察組織をベースにしながら、フィクションならではのエンタメを融合させたドラマです。
今後のストーリーや新たな伏線にも注目しながら、現代ならではの刑事ドラマの魅力をぜひ味わってみてください。

